2014年09月19日

女優芸人 関口満紀枝

3歳。
バレエを習い始めたころから、わたしの心はすでに女優だった

発表会で踊ったカルメンでは

『あの色っぽい子はだれ??』

と客席がざわついた←母談

小学生時代
鼻水をたらして校庭で遊ぶ男子を
ふふ…子供ね。
と思いながら
放課後 教室の西陽のあたる1番
綺麗に見えそうな角度のことばかり考えていた

家族や親戚との旅行で
松田聖子ちゃんや幸田シャーミンのモノマネを披露した

親戚一同が大爆笑した。
気持ちいい!

まきえは天才だなー!父が喜んだ。

あぁ…スターってなんて気持ちいい仕事なのかしら!

みんなの笑い声にこころが震えた。


小学校。
なかったので演劇部を作った。
自分が立つ舞台を用意するため。だ。

学校一 怖くて偉いっぽい女性教師に顧問を頼み
台本も書き
演出もした。
美術も自分で作った

もちろん主役


朝礼で全校生徒に見せた。

廊下ですれ違った音楽の小坂井先生がわたしに

『あなたは必ずなにかになれるわ』

と、言ってくれた。

やっぱり!ですよね!わたしは世界で活躍する女優になるんです!先生!

小6のわたしは、そう心に決めた。



中学 高校。

そう。わたしはダンスの才能もあった
中高一貫のお嬢様女子校で6年間 ダンス部所属

高校三年生で部長になった。
コンクールでたくさん賞を取った。


わたしにはわたしがもっと輝けるステージが必要だわ。

若さ故のはちきれる63キロ。

そう!
目指すのは

ブロードウェイ

高校三年生の夏から猛烈受験勉強

300人くらい受けて15人くらいしか合格しない
多摩美術大学美術学部演劇コースに
見事合格


アート 歌 ダンス お芝居 恋の日々

でもわたしは

学生じゃなくて

プロになりたいの!!
1日もはやくプロフェッショナルに!


当時美大生の間で超話題だった
世界的に注目されているコンテンポラリーダンスカンパニー
の舞台を観た

衝撃な世界観

ここならわたしを世界につれていってくれるに違いない!

いち早く卒業し(中退の意)


見事 正式メンバーに抜粋される

ベネチアビエンナーレ
など、日本代表として
世界中のアートフェスティバルに出演した。
スタンディングオベーション

充実。

でも…

あれ?ちょっ待って。

割れんばかりの喝采
でも…
何かたりない


わたしには…

わたしには…

何かが、、足りない


30歳 結婚した

33歳 第一子 男児 出産

おっぱいをあげながら変顔をしたら
赤子が乳を吹き出した。
心が踊った

37歳 第二子 男児 出産


風邪で寝込む日 笑わせた
元気になった

公園で出会ったママを笑わせて仲良くなった

子育てに悩むママ友を笑わせ…


あ!そうだ!

思い出した。
私がやりたかったことは、お客様に笑ってもらうことだ!

いつのまにか…女優関口満紀枝の客席はママで溢れた。


39歳
2児の母

わたしにはお客さんの爆笑こそが生きる源だと気付いた

お客様を爆笑させる

女優気分で


芸人やります!



それがわたしのミッション炎





関口満紀枝



posted by 関口満紀枝 at 01:17| Comment(2) | ごあいさつ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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